Web Site Photo Essay Series “
Shimura Hiroshi Cambridge Journal Diary”

 
ケンブリッジ通信 フォト・ダイアリー

バックナンバー 029




発信元/写真・文・デザイン: 志村博
 


    

  『 日本滞在の日程を終えて、雛祭りの朝、成田空港に向かいました。 搭乗手続きの際に「本日、記念
 式典がありますので、早めに搭乗口へどうぞ」と案内を受けました。 ボーイング社の最新鋭777型機の
 初就航だとか! 真上のラウンジで待っていたら、意外にも小型で、すっきりした機体のKLM機が到着。
 式典はオランダ大使も参列して、挨拶やテープ・カットがあり、乗客に記念品が配られました。 今までの
 747型機に比べて、2階席がない分、天井が高く狭さを感じません。 推進用エンジンは4機から、大型の
 2機に変りました。 機体の形状、エンジン数から、燃費は画期的に向上したと思われますが、、どーも?。』
 2004年3月上旬某日



    

  『 イベント打ち合わせのため、何回か六本木ヒルズに出かけました。 クリスマスは終ったはずなのに、
 六本木けやき坂通りが、イルミネーションで明るく輝いています。 年末・年始の時は、白と青の配色で、
 並木が、浮き上がっていましたが、今回は、白とピンクの無数のLEDライトが、幹や枝に点灯しています。
 “ルミ・フローラ”、梅・桃・桜をイメージした春のイルミネーションだそうです。 4月の“ハートランド”での、
 イベント概要も出来てきました。 作品展示と映像投影を併せた、新スタイルのイベントになりそうです。』
 2004年2月下旬某日



    

  『 到着した東京は暖かく、夜は冷え込むものの日中は“春の陽気”です。 短い日程なので、到着早々、
 4月の映像イベントの打ち合わせに入りました。 私自身、お寺が点在する東京の下町で育ちましたが、
 現在、日本での活動拠点にしている“練馬”の一角にも、古いお寺が多くあることに、最近気付きました。
 春の陽気に誘われて、そんなお寺の一つに足を踏み入れました。 境内は思ったより広く、下町の寺に
 比べてゆったりとした配置は、東京都下とは思えない長閑な雰囲気で、思わず、長居をしてしまいした。』
 2004年2月下旬某日



    

  『 今年になって始めての日本行きで、ほぼ2ヶ月ぶりの空の旅です。 いつもの前列窓側席に落ち着き、
 久しぶりに、ほっとした気分になりました。 アトリエの引越しなど、慌しかったこの数週間を、想いながら、
 飛行機が北上するにつれて、暮れてゆく地平線を眺めました。 眼下に広がる雲海や、流氷のバルト海、
 北の大地に赤く浮かぶ都市の灯りなど、上空からの風景を楽しみました。 去年秋からの太陽の異常な
 黒点活動が弱まり、フライトも南寄りの航路をとったためか、オーロラ光は現れず、満天の星空でした。』
 2004年2月中旬某日



    

  『 ついに、15年にわたって親しんできたグランチェスター“リバースデール”と、別れる瞬間が来ました。
 今後も、ティーガーデン“オチャード”での作品展示や、J.アーチャー家とのお付き合いは、続きますが、
 私にとって、一つの時代が終り、新しい時代の始まりです。 深夜まで、家の明け渡し作業を行いました。
 真夜中に、家や庭の明かりを全て点け、小雨の降る中、一人で最後の別れを惜しみつつ、撮影しました。
 撮影を終えたのは午前2時半、これから徹夜でパッキングして、早朝の空港行きバスに乗り込みます。』
 2004年2月中旬某日



    

  『 曇りがちで異様に暖かい天候は数日で終り、急に冷え込みました。 一挙に10度近く気温が下がり、
 最高気温は5度前後、最低気温は、氷点下です。 南風は冷たい北風に変りましたが、空が澄みわたり、
 日没が綺麗です。 地平線の彼方に見えるセメント工場の煙や、電波望遠鏡のアンテナ群が望めます。
 現在、アトリエ引越しの真っ最中で多忙を極めていますが、夕方になると西空が気になります。 日本に
 行く日程も迫ってきました。 頂いたメールの返信やサイト更新が、遅れ気味です。 少しお待ち下さい。』
 2004年2月上旬某日



    

  『 先月の終りに積もった雪は、あっけなく消えてしまいました。 2月に入ってからは、異様なほど気温の
 高い日が続いています。 最低気温が10度前後、最高気温も15度近くまで上がり、春めいた東京よりも、
 暖かい、妙な陽気です。 ロンドンで開かれた“アート・フェア”に、出かけました。(参照:HP展覧会情報
 帰りがけに、会場近くの“科学博物館”を通りかかり、つい足を踏み入れました。 しばらく、行かなかった
 間に館内展示の一部が改装されていました。 暗くした空間を、色光のパネルで演出した新感覚です。』
 2004年2月上旬某日



    

  『 俄かには信じてはもらえないと思いますが、この僅かな雪で、殆どの学校が休校になり、会社などの、
 業務にも支障が出ました。 普段に比べて、交通量が少なく、全く出勤しなかった人も多かったようです。
 グランチェスターでは、雪景色を見ながらの乗馬や、メドーの丘では、雪と戯れる家族が集っていました。
 午後から雪は溶け始め、子供たちがソリを滑らせる雪面が、少なくなってきました。 去年1月の積雪は、
 2日間残りましたが、今年は1日で終りそうです。 明日から気温上昇の予報です。 短い雪休みでした。』
 2004年1月下旬某日



    

  『 雪が降った翌朝は再び晴れ上がりました。 気温が下がると天気が良くなります。 夜が明けたので、
 近くの野に出てみました。 畑の水溜りが凍って、朝日を反射しています。 ニュースによるとイングランド
 南東部の広い地域で積雪があり、公共交通にも影響があったようですが、ロンドンとケンブリッジを結ぶ
 鉄道は運行しているようです。 白く輝く雪原を、通勤列車が雪煙りを巻き上げて走り去って行きました。
 去年の“10年ぶり積雪”に続いて、今年も雪が積もりました。 ほんの僅かの雪ですが、冬のドラマです。』
 2004年1月下旬某日



    

  『 ついにケンブリッジにも雪が降りました。 朝方は晴れて、薄く積もった雪景色を撮影していましたが、
 段々溶けて、芝が現れてきました。 ところが、午後になって、雷が鳴り、曇り空から突然、雪が舞い始め、
 あっと言う間に、再び銀世界です。 1時間ほどで止みましたが、僅か数cmの積雪で、交通渋滞が起き
 ました。 激しく降る雪を見て、仕事を切りあげ、帰宅を急ぐ車が殺到した事も原因で、チェーンや、スノー
 タイヤなどの準備はなく、徐行運転です。 せっかく、咲き始めたボケの花にも、雪が積もっていました。』
 2004年1月下旬某日

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