Web Site Photo Essay Series “
Shimura Hiroshi Cambridge Journal Diary”

 
ケンブリッジ通信 フォト・ダイアリー

 
バックナンバー 038
 



発信元/写真・文・デザイン: 志村博
 


    

  『 京都から“特急はるか3号”で関西空港に着きました。 時間には十分余裕があったので、馴染みの
 薄い関空の中を、しばらく歩き見物です。 ピアノと呼ばれる建物、風をイメージした天井などを見てから
 ラウンジに入りました。 関空の“飛鳥ラウンジ”には、自由に使える電話回線もあり、PCを出して接続、
 搭乗前に、サイト更新作業を済ませることが出来ました。 昨夜の関東は雨だったのに、関西は青空が、
 広がっています。 KL搭乗機は時間通り順調に飛び上がり、あっと言う間に青空へ吸い込まれました。』
 2004年8月中旬某日



    

  『 静岡から東京に舞い戻り、次の展覧会打ち合わせをした後、夜雨が降る中、東京駅に向かいました。
 午後10時発のJR夜行バス“ドリーム京都号”に乗り、東名高速をひた走ります。 途中は雷雨で稲妻が
 闇夜に光り、ちょっとしたミステリー・ナイト・ツアーです。 早朝5時半に京都駅に着きました。 今までに、
 素通りしたことはありましたが、新しい京都駅を見るのは初めてです。 古都に、その斬新な空間表現は
 圧巻です。 議論を呼んだことは知っていますが、まだ人気ない構内を歩き、複雑な心境になりました。』
 2004年8月中旬某日



    

  『 静岡県では、仕事だけでなく懐かしい人や場所との再会もありました。 数年前、グランチェスターで
 会った学生さんが、静岡駅まで来てくれました。 社会人になった今も、このサイトを時々覗いて英国の
 日々を想い出しているそうです。 短い時間でしたが、美味しい“あんみつ”を食べながら、話をしました。
 静岡では、久しぶりに清水市の友人邸宅に1泊しました。 馴染みのお寿司やさんで、新鮮な魚介類に
 舌鼓を打ち、板前さんの包丁さばきに見とれました。 赤貝のお刺身には金箔が煌き、日本の美です。』
 2004年8月中旬某日



    

  『 お盆休みが終わると同時に、静岡県に向かいました。 小笠郡にある最新のスクリーン印刷工場で、
 カレンダーの最終印刷テストが行われました。 2005志村博カレンダーは、この印刷工場で刷られます。
 来年のカレンダーは、写真を4色分解、網版で再現する方法ではなく、シルク・スクリーン版画作品と同じ
 手法で、しかも特色4版の制限下で制作されているので、印刷時の発色確認が重要です。 テスト刷りが
 終わったのは、午後7時半を過ぎました。 作業終了後、御前崎から夕景を眺める計画は、お預けです。』
 2004年8月中旬某日



    

  『 東京下町に育った私にとって“隅田川の花火”は欠かせない年中行事の一つでした。 父が船乗り
 だったので、毎年花火の日は、船上からの特等席で眺めるのが常でした。 思えば、その当時の花火と
 最近の花火は大きく変わりました。 仕掛け花火にしても、打ち上げ花火にしても進化は著しく、色彩や
 形が多様になり、以前では考えられないような独創的デザインもあります。 花火師が筒の間を回って、
 次々と打ち上げて行く姿は、あまり見られなくなりました。 コンピュータ制御で、打ち上げているとか!』
 2004年8月中旬某日



    

  『 清里から東京に戻って来た夕方、山手線車内で、浴衣姿にうちわを持った女性たちが目立ちました。
 この夜”東京湾大華火祭”があるそうで、この機会を逃す手はありません。 臨海高速鉄道に乗り継ぎ、
 お台場地区に向かいました。 東京湾上空に1万2千発の花火が上がり、直径400mの大玉もあるとか!
 大変な人出で、お台場は賑わっていました。カメラ三脚がなくても、デジカメなら手持ちで十分写ります。
 レインボー・ブリッジを望む海浜公園に陣取り、1時間20分にわたる色光ショーの撮影を楽しみました。』
 2004年8月中旬某日



    

  『 山荘は清里の森の中にありました。 ウッド・デッキが森の中に突き出していて素敵です。 早朝は
 朝日が木々の隙間から差し込んで輝いていました。 日中は木陰になり、パソコンなどを出して仕事を
 始めたのですが、友人たちと話している方が楽しく、ちょっとサイトを更新した位でやめました。 近くの
 別荘を回ったり、久しぶりに再会した清里の仲間たちと、寸時を惜しんで語り合いました。標高1350m、
 日陰は涼しく、夜は肌寒いくらいで、久しぶりにぐっすり眠ることが出来ました。残念なことに、1泊です。』
 2004年8月中旬某日



    

  『 友人の家族から「東京に居ても、暑くて仕事にならないから、高原の別荘にお出でよ」とのお誘いを
 受けて、週末は清里に出かけました。 駅前の異様な作り物?メルヘン地区は素通りして、高原を一周
 しました。 晴天に恵まれ、八ヶ岳や遠く富士山を見ることができます。 山の形もイギリスとは、全く違い
 新鮮です。 畑や花壇に植えられている植物も、ケンブリッジで馴染みのものや、初めて見るものなどが
 あり、興味深々です。 日本の自然に少し触れることができました。 夏バテしている暇は、ありません。』
 2004年8月中旬某日



    

  『 東京には夕方着きました。 山間の郡上八幡に比べると、やはり大変な蒸し暑さです。 着いた早々、
 打ち合わせもあったので、池袋サンシャインに立ち寄りました。 夏休み真っ最中で大変な賑わいです。
 閉館直後の水族館に入りました。 やはり中はひんやり涼しく、クラゲの水槽の前で、しばし寛ぎました。  
 日程の半分経過です。 まだ、カレンダーの校正作業や、年末の展覧会の打ち合わせが続いています。
 今のところ夏バテもなく“日本の盛夏”を体験中です。 クラゲのふわふわした動きを眺め、暑中一涼。』
 2004年8月中旬某日



    

  『 郡上大和での仕事を終えて、東京へ戻る日の朝、もう一度対岸のレストランがある場所へ、案内して
 もらいました。 素晴らしい場所だったので、昼間の様子も見ておきたかったのです。 蝉の音が、辺りを
 包み、朝の光が眩しく降り注いでいました。 周りには杉の巨木や神社、大和文庫や、和歌文学館なども
 あり、歴史的にも文化的にも、興味深い所です。 裏手の竹林を歩きました。 イギリスには、自然竹林は
 なく、私にはとても新鮮でした。 この後、のんびりと単線を走る“長良川鉄道”で、この地を離れました。』
 2004年8月中旬某日

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