Web Site Photo Essay Series “
Shimura Hiroshi Cambridge Journal Diary”

 
ケンブリッジ通信 フォト・ダイアリー
 
バックナンバー 045

 


発信元/写真・文・デザイン: 志村博
 

    

  『 早朝いつもと同じように成田空港に向かい、いつもと同じようにKL機に乗り込みましたが、欧州では
 冬時間に移行しているので、1時間遅い出発です。 今回はB747型機で、右翼前窓席に落ち着きました。
 通常のシベリア上空コースを飛行しています。 本州をあっと言う間に横断し、日本海に出てシベリアの
 海岸線に到達しました。 驚いたことに河川が凍結しているのに、積雪はほとんど見られません。 東端
 南部のシベリア高原も雪が少なく、雲一つない大空が広がっています。 大都会から離れ、旅空爽快。』
 2004年11月下旬某日



    

  『 夕闇が迫る頃、東京の実家に近い“晴海トリトンスクエア”の桜の散歩道と水のテラスを歩きました。
 ここも、“六本木ヒルズ”などと同じような都心の新開発地域ですが、海に近くコンセプトは、海や水です。
 今年のクリスマス・イルミネーションは、オリジナル絵本「イルカのトリトン」のワンシーンで、噴水と池の
 周りに海中世界が、微笑ましく展開しています。 水面に映りこむ光が綺麗です。 ここは、人混みもなく、
 ほのぼのして、好感が持てました。 今回の滞在日程もほぼ終わり、これから慌しく“パッキング”です。』
 2004年11月下旬某日



    

  『 11月最後の週末は快晴です。 展覧会準備と帰英準備に追われる私には、余り関係ないのですが、
 打ち合わせの時間まで余裕があったので、大江戸線・青山一丁目で途中下車しました。今まで降りる
 機会がなかったので、ちょっとした散歩のつもりで外苑前の“いちょう並木”に行ってみました。 黄葉の
 季節が最盛期を迎え、大変な人出です。 あまりにも、混み合っていたので、イチョウの上の方だけ撮影
 して駅に戻りました。 爽やかな秋の午後でしたが、TVドラマで観るような情緒は味わえませんでした。』
 2004年11月下旬某日



    

  『 展覧会のプレス用写真や、カレンダーを手渡すため、久しぶりにジャーナリストの友人と会いました。
 事前に連絡したら、この秋から国会に詰めているとか、「今は時間があるから」と招待?を受け、早速、
 出かけました。 国会議事堂の中に入るなんて、小学校の社会見学以来です。 友人が付き合ってくれ、
 1時間以上も議事堂内を歩きました。 一般見学ルートではないので、赤い絨毯の上では大物政治家と
 すれ違い、裏舞台も垣間見ることができました。 歴史的建造物の内部は、レトロな光に照らされます。』
 2004年11月下旬某日



    

  『 東京地方は、暖かい陽気が続いて、ちょっとした小春日和です。 友人の会社“インフォマティクス”が、
 ごく最近、品川から川崎に引っ越しました。 駅前に出来た高層ビル「ミューザ川崎セントラルタワー」の
 最上27階です。 とても綺麗なオフィスで、眺望も素晴らしく、2回目の訪問です。 先回は、夜景でしたが、
 昼は眼下に流れる多摩川や、逆光で霞む“みなとみらい地区”が望め、羽田空港近くの東京湾上には、
 海面すれすれで、滑走路に進入する航空機が見えます。見慣れた都心とは、一味違う高層眺望です。』
 2004年11月下旬某日



    

  『 久しぶりに、都営地下鉄・大江戸線「汐留」駅で降りました。 大江戸線の中で、一番最後に開業した
 駅です。 ちょうど2年前、開業直後の駅が印象的でコラムに掲載しました。参照>バック・ナンバー013
 その後、“シオサイト”には、次々と個性的なビルが建ち、“日本TV”も移転し、未来都市が出現しました。 
 駅の工事も続けられていて、段々その全容が現れてきました。 どこまで、駅の範囲なのか、さだかでは
 ありませんが、白い光のパネル、直線・曲線のコンポジション、求心的遠近感、気持ちのよい空間です。』
 2004年11月下旬某日



    

  『 六本木けやき坂通りは、去年のクリスマスと同じ、白と青のLED光イルミネーションで輝いています。
 けやき坂通りに面した六本木ヒルズアリーナでは、オーストラリアから来た“Strange Fruit”と言う名の
 アーティスト集団が、幻想的な空中パフォーマンス「地球が夢見るとき」を、演じていました。 夜の部は、
 色光に照らされたパフォーマーたちが、宙に浮びゆっくりと舞います。 グラス・ファイバー製と思われる
 支柱の先端に乗って演舞するのですが、イギリスでも同じような空中ショーを“サーカス”で観ました。』
 2004年11月下旬某日



    

  『 東京は秋晴れで、暖かくなりました。 夕暮れ迫る頃、六本木ヒルズから東京タワーの方向を見たら、
 遠くの積乱雲の頂上が、夕日に赤く染まっていました。 まるで、高い山が冠雪して輝いているようです。
 ハートランドのあるビルの壁照明も、クリスマスの“Floatingイルミネーション”で11月上旬から赤い色に
 変わっています。 夕日に照らされた雲と同じ色です。 TV朝日前の毛利庭園も晩秋の風情で、木々は
 葉を散らせ、シルエットが水面に映ります。 この積乱雲は、夜になって都心部に雷雨を降らせました。』
 2004年11月下旬某日



    

  『 六本木ヒルズの“ハートランド”で、映像投影テストをしました。先回、マルチ投影システムが正常に
 作動しなかったので、DVDメディアを作り直し投影を試みましたが、やはり同じ結果でした。システムに
 何らかの問題が発生しているようで、点検を依頼しました。通常のシングル投影には支障ありません。
 ハートランド人気は絶好調です。 夜は店内に入るのが大変なほどで、店外も人で溢れますが、夕方は、
 余裕があり、ゆったりと寛ぐことができます。 当初目指した“ハートランド-心安まる空間”があります。』
 2004年11月下旬某日



    

  『 水族館内を写真を撮りながら、ぶらぶらしていたら、知り合いの係員が来て、フェネック(耳の大きい
 小型の狐)が、子狐を産んだからと案内してくれました。しかし、母子狐とも巣箱の中で就寝中で、寝姿
 しか見えません。 「とーっても可愛い。」そうなので、次の機会が楽しみです。 わずかの期間に、新顔も
 増えています。 左のカメは馴染みの顔ですが、立派なロブスターや、派手な色のパーソン・カメレオン、
 大きなイソギンチャクなどは、初めてみる顔です。 2年半ほどで、ほとんどの動物が入れ替わります。』
 2004年11月中旬某日

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