『 いよいよ明朝、再び空港に向かいます。 日本での展覧会準備の最中に、2週間だけケンブリッジに、 戻りました。 その間も準備を進めながら、寛ぎつつも何となく慌しい2週間でした。 色々な場所を訪れ、 素晴らしい風景と出会い、色々な人たちにも会いました。グランチェスターから眺めた沈む夕日光景も、 ティーガーデンへ行った帰りに見つけました。雲の層から顔を出した金色の夕日は、輝きを押さえつつ、 茂みのシルエットの中に消えて行きました。 12月前半が終わり、今年最後の締めくくりが始まります。』 2004年12月中旬某日
『 今回のフライトでは北側に月は出ないはずです。 離陸して3時間もしないうちに空は暗くなりました。 素晴らしいオーロラ光景に出会えることを期待して搭乗したのですが、航路は、予定より南寄りに外れ、 北極圏内に深く入り込みません。 空は暗黒で満天の星空です。 諦め掛けていたら、地平線に仄かな 明かりが見えてきました。 30秒の露光で撮影したら、下がうす緑で上が赤いオーロラ光が浮びました。 北緯60度辺りの上空から見る淡いオーロラです。 成田到着2時間前になって、空が白み始めました。』 2004年12月中旬某日
『 東京も「冬らしく冷え込んで来た。」とニュースでは伝えています。 しかし、日中の気温は10度以上に 上がり、イギリスから来たばかりの私には、むしろ暖かく感じます。 ぬける様な青空の朝、JR品川駅に 隣接した高層ビル群の谷間を歩きました。 ビルにビルが映り込み、朝の光に輝きます。 都会の造形 空間です。 巨大なモダン・アートの立体作品内を歩いているような不思議な感覚に陥ります。 この後、 このビル群にある“キヤノンSタワー”で、展覧会用のポスターや、大判プリントの出力作業をしました。』 2004年12月下旬某日