バックナンバー 047 
 

    

  『 今年のロンドン、リージェント・ストリートのクリスマス・イルミネーションです。 ライトで光る横断幕が
 連なり遠目に光点が重なると豪華な光の海です。 私には馴染みのないキャラクターが所々で点滅し、
 色彩やデザイン的には大人気なく、感動には到りませんが、楽しい感じです。 ピカデリーのギャラリー
 “Celadon Gallery”へ出かけたついでに、クリスマス・ムードで盛り上がる街並みを歩きました。多くの
 観光客や買物客で賑わっています。 大都会の騒音も、この時期は楽しく感じられるので不思議です。』
 2004年12月中旬某日



    

  『 再び日本へ行く日程が迫ってきました。 思えば、しばらく雨が降っていません。 かと言ってすっきり
 晴れ上がることも少なく、曇りの日ばかりです。 青空が見えたので、カメラを片手に出かけたのですが、
 空はミルク色のうす雲に覆われてしまいました。 風がないので、川面に冬の木立が逆さまに映ります。 
 グランチェスター、ティーガーデン「オチャード」の“Brooke Museum”に来年のカレンダーを掛けました。
 2005年もまた多くの人がここを訪れ、詩人ブルックに触れ、カレンダーも見て頂けることを祈ってます。』
 2004年12月中旬某日



    

  『 午後ケンブリッジの中心街へ出かけたのですが、帰りはすっかり暗くなってしまいました。駐車場に
 戻る途中で振り返ったら、“コー・フェン緑地”を横切る道の街灯が、霧に煙って幻想的です。イギリスの
 街灯はほとんどがフォグ・ライトでオレンジ色に光ります。 飛行機からも、イギリスの道はオレンジ色の
 点線になって見えます。 青色よりも波長が長く、霧の中でも光が遠くに届く訳ですが、暖色なので、冬を
 暖かく錯覚させる効果?もありそうです。 しかし、カメラに写るフォグ・ライト“霧風景”はシュールです。』
 2004年12月中旬某日



    

  『 いよいよ明朝、再び空港に向かいます。 日本での展覧会準備の最中に、2週間だけケンブリッジに、
 戻りました。 その間も準備を進めながら、寛ぎつつも何となく慌しい2週間でした。 色々な場所を訪れ、
 素晴らしい風景と出会い、色々な人たちにも会いました。グランチェスターから眺めた沈む夕日光景も、
 ティーガーデンへ行った帰りに見つけました。雲の層から顔を出した金色の夕日は、輝きを押さえつつ、
 茂みのシルエットの中に消えて行きました。 12月前半が終わり、今年最後の締めくくりが始まります。』
 2004年12月中旬某日



    

  『 覚悟はしていたものの、機内は満席状態でした。 12月半ばを過ぎると人の動きが活発になります。
 北側の窓席に落ち着いて、再び長い空の旅です。 冬季に欧州から日本へ向けて出発する午後便は、
 飛び立って北上を始めると、早いペースで空は暗くなります。 暮れ行く空の淡い色合を眺めていたら、
 南下する航空機が夕日色の飛行機雲を引きながら、すれ違って行きました。日本での展覧会が終了
 する来年1月後半までヨーロッパとはお別れです。 今年はサンシャイン60展望台で年越し予定です。』
 2004年12月中旬某日



    

  『 今回のフライトでは北側に月は出ないはずです。 離陸して3時間もしないうちに空は暗くなりました。
 素晴らしいオーロラ光景に出会えることを期待して搭乗したのですが、航路は、予定より南寄りに外れ、
 北極圏内に深く入り込みません。 空は暗黒で満天の星空です。 諦め掛けていたら、地平線に仄かな
 明かりが見えてきました。 30秒の露光で撮影したら、下がうす緑で上が赤いオーロラ光が浮びました。
 北緯60度辺りの上空から見る淡いオーロラです。 成田到着2時間前になって、空が白み始めました。』
 2004年12月中旬某日



    

  『 東京も「冬らしく冷え込んで来た。」とニュースでは伝えています。 しかし、日中の気温は10度以上に
 上がり、イギリスから来たばかりの私には、むしろ暖かく感じます。 ぬける様な青空の朝、JR品川駅に
 隣接した高層ビル群の谷間を歩きました。 ビルにビルが映り込み、朝の光に輝きます。 都会の造形
 空間です。 巨大なモダン・アートの立体作品内を歩いているような不思議な感覚に陥ります。 この後、
 このビル群にある“キヤノンSタワー”で、展覧会用のポスターや、大判プリントの出力作業をしました。』
 2004年12月下旬某日



    

  『 東京で、クリスマスを迎えるのは久しぶりです。 ケンブリッジだったらクリスマス・ディは、ほとんどの
 公共交通機関が止まり、開いている店舗はなく、街は空っぽになります。 東京は普段と変わりません。
 今年の六本木ヒルズ・66プラザ・Xマス・イルミネーションはオレンジ色で、相変わらず賑わっています。
 展覧会開催まで数日になり、準備で忙しい最中ですが、「ケンブリッジ通信」“最新号”を発信しました。
 ほのぼのしたケンブリッジのXマス・イルミネーションなども紹介しています。 冬の特集をご覧下さい。』
 2004年12月下旬某日



    

  『 展覧会開始の前日、サンシャイン60展望台“スカイ・ギャラリー”に向かう朝、東京都心で雪が激しく
 降り始めました。 展示作業をしながら、時々窓から外を見ていましたが、地上を見ることはできません。
 雪が上下に激しく舞う“白の世界”が広がるだけです。展望窓の縁に立つと不思議な感覚になります。
 午後になって雪は止みましたが、60展望台の中央に“光庭”と呼ばれる中庭があり、天空雪景色です。
 光庭の隣には映像作品を上映する大型スクリーンがあり、ビデオ・エッセイなどを会期中上映します。』
 2004年12月下旬某日


    

  『 展覧会初日、関東は素晴らしく晴れ上がりました。 昨日の雪が、空気中の塵をすべて洗い落として
 しまったような“清涼感”です。 サンシャイン60展望台から、富士山をこんなにはっきり見たのは初めて
 です。 房総半島もはっきり見えます。 光る東京湾を航行する大型船舶が意外な速さで進んでいます。
 いよいよ、「ケンブリッジ通信」 -フォト・ダイアリー特別展- が始まります。 600点以上の写真プリントを
 用意しました。 一度に全点数は展示できないので、順次入れ替えながら、レイアウト展示いたします。』
 2004年12月下旬某日

 ● 改行位置は文字サイズを “中(M)” に設定して構成されています。
 ● 時間の流れは、最新版とは逆に“上から下”に再編成されています。








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