『 ケンブリッジは一時的に冷え込んで、最高気温7度、時折り雪が舞い雹が降り、北風も吹きました。 翌朝、池に薄氷が張っていたのには、驚きました。 先週までの暖かさから、意外な感じもしますけど、 イギリスの春は、こんな風に進みます。 寒さをもたらした北風は一日で収まり、中旬になった途端に、 気温は急上昇して15度前後になりました。 陽射しも暖かく、木々は新緑に包まれています。 ブナや、 サンザシは薄緑色、西洋カエデは、少し赤味のある黄緑色です。 今しばらく、例年並みの“春”です。』 2005年4月中旬某日
『 中旬になってからは、毎日肌寒く、上旬の頃の浮き立つような暖かい陽気が、今は夢のようです。 気温は12度から15度くらいですが、雲りが多く陽射しが少ないので、余計に寒く感じます。 春休みに 遊びに来た友人たちは、絶好なタイミングでした。 曇ると、撮影しながら長い散歩に出ることが少なく、 アトリエでの仕事や、庭仕事が捗ります。 日中は曇っていても、早朝や夕方に、晴れ間がでることが、 良くあるので、朝焼けや夕焼けになります。 にわか雨も多いので、“虹”を見る機会も増えそうです。』 2005年4月中旬某日
『 このところ、どんより曇った日が多かったのですが、週末は気温が上がり、晴れ間が広がりました。 トリニティー・カレッジの裏庭に咲く赤いチューリップと白い水仙が、ちょうど見頃です。 殆どの水仙が、 花の盛りを過ぎ、実を太らせているのに、ここの白水仙は、チューリップの開花に合わせて咲きます。 去年と比べて、赤の割合がやや少なくなりましたが、庭師の開花時期を合わせて、紅白だけで配色 する感性は、さすがです。 周りが広い芝生の緑になっているので、このシンプルな対比が絶妙です。』 2005年4月中旬某日
『 キングス・カレッジの裏手に、白鳥が巣を作りました。 この場所で営巣するのは、初めてではあり ませんが、近年珍しいことです。 大学が試験期間に入り、カレッジ内への観光客の立ち入りを制限 しているので、裏門から入れない観光客などが、キングス・チャペルを背景に、白鳥を眺めています。 目立つ場所で、私がいつも写真を撮るスポットでもあるのですが、手前には堀があり、カレッジ内は、 犬なども立ち入り禁止なので、安全な場所なのでしょう。 卵の数が、見る度少しづつ増えています。』 2005年4月中旬某日
『 ケンブリッジの春は長く、いつまでも桜の季節が続きます。 もう散ってしまった桜も多くありますが、 我家のカンザン(八重桜)は、やっと咲き始めました。 隣家の紅桜はいま満開状態で、赤茶色の葉と ピンクの花が、晴天に、暖かく光線を透過させています。 グランチェスターの白桜も、今が盛りです。 この所の気温は、4月始めの頃より低いくらいで、春の進行は一進一退です。 季節が、移行してゆく 実感は、日々感じないのですが、約2ヶ月の間、色々な桜の木を眺めつつ、視覚的に確認できます。』 2005年4月中旬某日