『 前コラムで、ティー・ガーデンのプルナス満開を話題にしましたが、厳密には“プルナス”は学名で、 桜・桃などバラ科・落葉高木の総称です。 一般的に早咲きの野生種をプルナスと呼び、庭木や果樹を それぞれの名で区別しているようです。 しかし、同じバラ科の梨や林檎とは違います。 花の雌しべは 1本で、一つの実から、種が一つ出来るのが特徴です。 花の色は白、ピンクがあり、2月の終わりから 咲き始めるので“冬桜”とも言われます。 まだ寒い早春に、突然小さな可憐な花をたくさんつけるので、 遠くから見ると、雪か霜のようにも見えるのです。 3月上旬になると街中でも、いたる所でプルナスの 満開風景が見られます。 イギリスで人気の庭木桜“カンザン”や“天の川”より、1ヶ月早い満開です。』 2002年3月上旬某日