バックナンバー 067 


    

  『 万博“愛・地球博”から東京に戻り、再び大型台風がゆっくりと日本列島に迫る中、東京で記録的な
 豪雨を経験しました。 帰英の日程も迫り、最後の大事なイベントである六本木ヒルズ“ハートランド”で
 開かれた、「Art Jam」オープニング・パーティーに
も参加し、その翌々日の早朝、空港に向かいました。
 搭乗機は通常コースを飛び、最北の地点で、シベリア北部・沼沢地帯上空を通過しました。 地上には、
 池や川の不思議なパターンが広がります。 部分的に白く、凍結が始まっているのかも、知れません。

 2005年9月上旬某日 067-01 ブログ・9月8、9日



    

  『 フライトは、慌しかった日本での日程を想いおこしながらも、寛いだ空の旅でした。 機材がB-777で、
 窓からの撮影が不自由な代わりに、映画を自由に選んで観られるので、再び「Million Doller Baby」と、
 「オペラ座の怪人」などを、じっくり鑑賞しました。 台風14号の影響で、日本付近は、厚い雲に覆われ、
 何も見えませんでしたが、ロンドン上空は晴れ、高度を下げると、軽妙な秋空の雲層に挟まれました。
 着陸後、通関などをすませ、空港を1歩出たとき、湿気のない爽やかな秋の空気を、肌に感じました。
 2005年9月上旬某日 067-02 ブログ・9月8、9日



    

  『 2週間ぶりに帰ってきたケンブリッジは、観光シーズンのピークも過ぎ、落ち着いた佇まいに戻って
 いました。 その代わり、日本は郵政解散・衆議院総選挙が行われ、大変な騒がしさです。 ブログでも
 何回か話題に取り上げました。 選挙当日の写真は、旅先で見つけた“緑色・壁埋め込み式”ポストを、
 紹介しましたが、これが伝統的なデザインの“壁ポスト”です。 通常は赤色です。 その近くに、本物の
 “ガス灯”が、昼間なのに点けっ放しになっていました。
両方とも、現代に生きる“伝統風景?”です。
 2005年9月中旬某日 067-03 ブログ・9月11日



    

  『 9月中旬としては、気温の高い日が続いています。 天候は変わり易く、晴ばかりではありませんが、
 時折り、抜けるような秋の青空が広がります。 野に出て、ちょっと信じられない光景に、出会いました。
 春の花“菜の花”が、群落を作って咲いています。 周りには、少し咲き遅れた“ヤナギラン”など、秋の
 野花、さかんに綿毛の種を飛ばしている野草の群落もあって、春秋が混在した、不思議な秋風景です。
 
一時的なこの陽気が、要因だとは思いますが、地球規模の気候変動とも、関連があるのでしょうか?
 2005年9月中旬某日 067-04 ブログ・9月12日



    

  『 久しぶりに澄んだ青空が広がりました。 雲も完全に“秋雲”です。 これから、着実に気温は下がり、
 秋進行中ですが、グランチェスター風景は、春に逆戻りするかのように、鮮やかになります。 夏の間、
 メドーを歩く人々によって踏み固められ、草が枯れかけていた小道や、バーベキューの焼焦げ跡にも、
 草が元気に復活して、緑色が広がります。 うす茶色だった牧場が、日々蘇るようです。 川岸に聳える
 柳の葉が黄色に色づくには、まだ時間があります。 風は、ひんやり冷たく秋ですが、風景は春です

 2005年9月中旬某日 067-05 ブログ・9月15日



    

  『 ケンブリッジ市の中心街に行くときには、車を街の南側に駐車して、どこかの“カレッジ”内を通過し、
 ケム川に架かった橋を渡ります。 先日は“クレア・カレッジ”を歩きました。 いつもは、素通りしてしまう
 “フェローズ・ガーデン”が公開中です。 寄り道をすることにしました。 手入れの行き届いた庭園内は、
 秋の花々が、鮮やかな色彩を放っています。 この庭園には、以前もイベントなどで、入ったことはある
 のですが、 この季節に歩くのは、初めてです。 夏休みが終わり、もうすぐ、学生たちが戻って来ます

 2005年9月中旬某日 067-06 ブログ・9月16日



    

  『 秋になると、ケム川上流で“浮き草”が繁茂します。 地勢が平坦で、川の流れが遅いため、川面で
 増えるのですが、年ごとに、量も違います。 天候の変化で、増減するだけでなく、流入する肥料などで
 富栄養化した水質も、影響を与えているのでしょう。 水鳥も食べていますが、水面をゆっくりと下流に、
 流れて行きます。 川が蛇行している辺りでは、流れが複雑になって、浮き草が渦を巻いて移動します。
 それは、美しい“墨流し”パターンを眺めるようで、散歩の足を止め、その優雅な動きに、釘付けです

 2005年9月中旬某日 067-07 ブログ・9月17日



    

  『 夏が終わり、新学年が始まり、麦の種撒きも始まり、イギリスは新しい年が始まったような感じです。
 秋口で、人と会ったりミーティングに出席することも、多くなりました。 所用があり、グランチェスターの
 アーチャー邸を訪ねました。 この庭を歩くのも7月中旬以来で、久しぶりです。 私の友猫“オリバー”が、
 出迎えてくれました。 猫好きのジェフリー、メアリーが
、心から愛する美しい猫ですが、野性味あふれる
 小さな豹のようで、“狩”が好きなハンター猫です。 甘えるときの鳴き声も、だみ声で凄みがあります

 2005年9月中旬某日 067-08 ブログ・9月20日



    

  『 下旬になりました。 本格的な秋の到来を告げるように、冷たい風が吹くようになりました。 晴れると、
 風に飛ばされる雲が、ダイナミックに変化します。 とくに、夕暮れ時は落陽に照らされて、美しい輝きを
 見せてくれます。
その雲が演じる“夕景劇場”を、独り占めする観客のように、グランチェスターの野に
 立ちます。 見渡す限りの地平線に、唯一の役者である“野兎たち”が、長い耳を立てて飛び跳ねます。
 ブログに掲載したときには、まだ不明でしたが、麦を刈ったあとの畑には“甜菜”が作付けされました

 2005年9月下旬某日 067-09 ブログ・9月22・23日



    

  『 今年の春、“キングス・カレッジ”裏手の巣で、孵化した9羽の白鳥の雛たちは、順調に育っています。
 その経過を、度々報告してきましたが、1羽も欠けることなく、親鳥と、ほとんど同じ大きさになりました。
 最近は、かなり上流に拠点を移し、家族全羽で集っています。 水草の根や、浮草を盛んに食べている
 ようで、そのため自然溢れる上流域に来たのでしょうか? この辺りは流れる浮草が多く、墨流し状に、
 川面を漂っています。 大家族が移動するときは、緑色の“墨流し”の中を、一直線になって進みます

 2005年9月下旬某日 067-10 ブログ・9月17・30日

  
 
 改行位置は文字サイズを “中(M)” に設定して構成されています。
  時間の流れは、最新版とは逆に“上から下”に再編成されています。








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