バックナンバー 069 


    

  『 穏やかな秋が進行していますが、朝方、急に気温が下がり、濃霧が発生することが多くなりました。
 窓の外に広がる白い世界は、普段とは違う幻想的な空間です。 長靴を履いて、菜の花が咲き乱れる
 畑野を歩きました。 茂る草や、花々の合間を縫って進むと、朝露の雫が飛び散って、服まで濡れます。
 ロンドンとケンブリッジを結ぶ鉄道も、いつもなら色鮮やかな車両が疾走して行きますが、霧の向こうを
 音だけが通過します。 この1年間、よく歩き馴染んだ野ですが、不思議な遠近感の“夢遊散歩”です

 2005年10月中旬某日 069-01 ブログ・10月16日



    

  『 庭では、手入れをほとんどせず放置状態の植物も、この秋、元気にたくさんの花を咲かせています。
 勝手に育ち、増え過ぎるので、時々球根を取り除く、ピンクの“彼岸花”は、再び、その勢いを復活させ、
 いつも、白足袋猫ミニブルに齧られる“キャット・ミント”も、無事花をつけ、バレリーナと呼ばれる真紅の
 “フクシア”も、例年以上の花密度です。 そして“アサガオ”の開花数が、10月になっても、減りません。
 よく見ると、まだ、たくさんのつぼみが準備中のようです。
やはり、この秋の好天気のせいでしょうか?
 2005年10月中旬某日 069-02




    

  『 しばらく、ケンブリッジの秋を眺めつつ、日本行きの準備などをしていましたが、いよいよ、発ちます。
 機内は満席で、いつもに比べ余裕のない空の旅です。 今回は右側窓席に落ち着きました。 欧州から
 日本に向かう午後便は、地球の自転に逆らい、時間が早く進む短い一夜を過ごします。 秋を過ぎると、
 フライトの大半は、星空の“夜間飛行”になりますが、その前後、空はデリケートな色調に、染まります。
 淡いグラデーションは、刻々と変化する夢のような配色です。 約2時間遅れましたが、日本到着です

 2005年10月下旬某日 069-03
 ブログ・10月19・20日



    

  『 日本に到着して、さっそく活動を開始しました。 東京アメリカンクラブで開催された、“CWAJ版画展”
 オープニング・レセプションに出席するため、麻布台に出かけました。 ライトアップされた東京タワーを
 間近に見上げることができます。 この辺りには寺社が多く、アメリカンクラブに続く坂道には一乗寺や、
 真浄寺があり、伝統と現代が混在した東京夜景です。 そして、この界隈には、日本の骨董品店も多く、
 覗きながら散策です。 東京アメリカンクラブの内部も、風格があって、古き良き時代を彷彿させます

 2005年10月下旬某日 069-04
 ブログ・10月21・22日



    

  『 昔のことですが、大学・大学院時代、東京・文京区の茗荷谷に通いました。 母校・東京教育大学は、
 現在の“筑波大学”に移行し、もう存在しません。
しかし、建物や跡地は、筑波大学、放送大学として、
 今も使われ、そのまま残っています。 私は芸術学科で
“構成”を専攻していましたが、工業デザインを
 専攻する仲間たちもたくさんいて、交流が続いています。 茗荷谷・茗渓会館で、彼らの同窓会に参加、
 その後、皆で教育大跡地を歩きました。 裏の“占春園”が、深い森に変わり、時の流れを感じました

 2005年10月下旬某日 069-05
 ブログ・10月22日



    

  『 キヤノン・エクスポ・2005に招待を頂き、新高輪プリンスホテルへ出かけました。 予想を悠に超えた
 豪華・充実した内容で驚きました。 会場内には、写真・TVスタジオが作られ、新しい技術を使いながら、
 紹介しています。 キヤノン販売の方が、私に次々と素晴らしい写真家を、紹介してくれました。 学生の
 頃から、名前と作品はよく知っていた広告写真家の藤井秀樹氏、最近イギリスでも番組が放映された
 動物写真家、嶋田忠氏など、色々と話しが弾み、これからも、付き合いが長く続くよう、願っています

 2005年10月下旬某日 069-06
 ブログ・10月28日



    

  『 イベントの展示作業が午前中にあり、六本木ヒルズに朝から行きました。 東京の空は、日本晴れ!
 眩しいくらいの光が降り注いでいます。 準備が一段落したので、カメラ片手に毛利庭園を歩きました。
 池の中央に、この初夏から設置されている、村上隆氏の摩訶不思議な作品「とんがり君と四天王」が、
 白く輝いています。 所々に配された鮮やかな色が、滑らかな質感と一緒に周囲から浮きたっています。
 抜けるような青空の下、見れば見るほど、変てこで、奇妙で、愛らしく、理解しがたい魅力があります

 2005年11月上旬某日 069-07
 ブログ・11月1日



    

  『 六本木ヒルズ、“ハートランド”の映像・展示イベント「GRANTCHESTER - My Heartland 2005」が、
 いよいよ、始まりました。 オープニング・ナイトでは、
馴染みのハウスバンド「Psygeotic Star」のライブ
 演奏もあり、大変な盛り上がりでした。 忙しい中、駆けつけてくれた皆さん、ありがとう、ございました。
 翌日が休日ということもあり、ハートランドは、7時を過ぎたころから人が多くなり
店内は大賑わいです。
 “オープニング”は8時半まででしたが、10時には、外にまで人が溢れ、私たちも、遅くまで騒ぎました

 2005年11月上旬某日 069-08
 ブログ・11月2日



    

  『 “東京デザイナーズ・ウィーク・2005”が、明治神宮外苑絵画館前をメイン会場に、都内各地で開催
 されています。
外苑前テント会場で開催されている、インテリア国際見本市「100%Design Tokyo」内の、
 松下電工が出展してるコーナーで、私の映像作品「Grantchester−My Heartland」が、スクリーンに
 投影されています。 それを見るため、絵画前の広い会場に出かけたのですが、“コンテナ展”が面白く、
 
ユニークな展示を見ているうちに、閉門時間が来てしまいました。映像の投影確認は、後まわしです
 2005年11月上旬某日 069-09
 ブログ・11月4日



    

  『 外苑絵画館前の野外会場に展開する“コンテナ展”は、約30のコンテナが設置され、その内部には、
 様々な工夫がされた展示が、国内外の企業やデザイナーによって仕掛けられています。 アイデアや、
 色彩が奇抜で、撮影も自由だったので、カメラ片手に楽しく散策しました。 映像や照明を使う、新しい
 表現が多く、次々とコンテナの内部を歩きました。 私の“映像作品”の投影は、最終日に、再び出かけ、
 
国際インテリア見本市の会場である、大テントの中で発見、意外と大きく投影されていて、驚きました
 2005年11月上旬某日 069-10
 ブログ・11月5日・7日

   
 
 改行位置は文字サイズを “中(M)” に設定して構成されています。
  時間の流れは、最新版とは逆に“上から下”に再編成されています。








Photo, Essay & Web Design by Hiroshi Shimura 写真・記事の無断転載はご遠慮下さい。